2ねん4くみ46ばん

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タッシー田代の徹底的にTVテーマ・2015年11月(2)

ネットでも聴ける、CFM局の番組の一コーナー。
「テレビ黎明期の年少者向き時代劇特集」も終盤。
録音の公開が思ったより早かったので、「前倒し」でご紹介。

この番組(コーナー)のあらましは、こちらをご覧ください。
本放送では18時頃、インフォメーションの後に放送します。
録音ファイルではだいたい66分頃になります(詳細別途)。

現在は冒頭にも書いたように、初期の年少者向き時代劇特集と化しています。
ほとんどが「誰も知らない」、もちろん管理人も知らない作品ばかりです。
たまたま主題歌だけは知っていて、それでなんとか記事が書けています。

さて、T7は本来「主題歌の音楽的検証」をメインに据えるコーナー。
以前、取り上げた番組を知らなかった(観ていなかった)アシスタントに対して、
「むしろその方が本来の主旨に向いているのでは」とタッシーさんが答えたことがあります。
最近は、もっぱらそれがそのまま管理人にあてはまってばかりです。

このblogでは、タイトルは番組名ではなく曲名を明記しています。
その関係で、曲名に誤記がある可能性があります。悪しからずご了承ください。


11月20日 矢車剣之助の歌
 公開されている録音では、T7は66分05秒あたりから始まります。

 今月前半の作品(番組)は、管理人的には文字通り「全滅」状態。
 しかしこの曲は、幸か不幸か(?)原曲を知っていました。
 番組は日本テレビで放送されたという記録が、手元にあります(詳細別途)。

 番組に対してはほとんど何も知らない管理人ではありますが、
 「黒十字軍」なる組織は番組終了時におそらく壊滅…と思いきや、
 放送歴で十数年、実際の歴史換算では数百年間「潜伏」。
 後年「秘密戦隊」なる組織と命を賭けたドツキ漫才、
 いや2年にわたる骨肉の争いを繰り広げるとは、
 おそらく誰も想像しなかったに違いありません(笑)。

 …冗談はさておき、コーナー後半では作曲家の略歴を紹介。
 今月最初の放送でもそうだったのですが、
 楽曲作りに携わった方の生涯を引き合いに出したことで、
 おそらく評価も大きく変わるかと思います。
 この傾向は、当分続くことでしょう。

 最後に、参考として懐かし系オムニバス盤での作品解説を紹介したいと思います。
  矢車剣之助日本テレビ(S34.5.15~36.2.3)
  出演=手塚蔵夫、小鳩みはる、小林重四郎ほか
  対比局TBSの「赤銅鈴之助」の人気に目をつけた日本テレビが、やはり雑誌連載
  中だった原作を獲得してテレビ・ドラマ化した。視聴率は30%近くをあげた。はじめ
  は3ヶ月だけの予定でスタートしたが、延長に延長を重ね、ついに96回放送。その
  後も、それをダイジェストし、36年4月から23回にわたって放送した。
  (出典:「懐しいテレビ・ラジオ人気番組主題歌集」解説 キングレコード,1971)


11月27日 赤銅鈴之助/がんばれ!赤銅鈴之助
 公開されている録音では、T7は65分55秒あたりから始まります。

 長らく続いた「年少者向き時代劇」特集の最後はメジャー作品。
 しかも久々の70年代アニメ(一応、リバイバルという形ではありますが)。
 それでデータは豊富。手元にもそれなりにあるので、まずはその補遺から。

 ここで紹介している作品は…
  実写版:1957/10/2~1959/3/25 KRT(ラジオ東京テレビ)
  アニメ版:1972/4/5~1973/3/28 CX
 でそれぞれ放送。管理人もアニメ版そのものは知っていますし、
 記憶は定かではありませんが見ていた可能性も高いと思います。
 本来の楽曲は同じ作詞(若干歌詞は違っています)、作曲者ですが、
 編曲が実写版では渡辺浦人、アニメ版では松山祐士とクレジットされています。
 その違いが曲にいかに反映されたかは、まさに「お聴きの通り」。
 音楽的検証ではアニメ版を基準にしているようですが、
 これはある程度はやむを得ないことかもしれません。
 タッシーさん自身、実体験しているということもあるでしょうし。

 ちなみに、ラジオ東京テレビとは(上でも書きましたが)今で言うTBS。
 そしてもう一つ、手元の資料では、過去にT7で放送した実績はありませんでした
 (放送実績のデータが全くない最初の数ヶ月間については、責任は負えません)。


(関連リンク)
 ・フラワーラジオ (株式会社フラワーコミュニティ放送)
 ・番組blog (Tassee-Radio Boooooooooooth!!)

(12.04AM 本文一部修正)